STORY
「奇跡が心を癒やし、忘れていた気持ちが蘇る物語」
仕事に忙殺され、日々の生活もままならない中、地元に帰ってきた真尋(25)。実家の自分の部屋に戻ると、部屋が様変わりしていた。真尋の部屋を改造して基地にし、毎晩何かを探している様子なのは、弟の洸平(14)、その友達の日和(14)、爽汰(10)。真尋も最初は興味を示さないものの、3人の活動に巻き込まれていく。
ある日、近くの野原に仕掛けたという罠を見にいくことになった一向。罠の周りでは、小さな UFO がいた。一向は苦労して UFO を捕まえ、家に持ち帰る。子供たち3人は UFO を本物と見なして実験を繰り返すが、真尋はそれが本物だとは信じられない。しかし真剣に実験する子供たちの様子を見て少しずつ UFO に興味を持ち始める。
次第に、過去の自分が同じように未知の存在を信じ、 小さな奇跡を待ち望んでいたことを思い出す真尋。UFOはどんな実験をしても何の反応も示さなかったが、ある晩、真尋が何気なく発した言葉が発端となり、ついにUFOが動き出す。